侮れない「現地通訳」の選び方  -2010/10/06 

 

海外で仕事をする上で「通訳」を雇う事は必須ですね。
言葉が通じないのは問題だと誰もが思う事でしょう。

一つ気をつけて頂きたい事があります。
「通訳」の本来の姿は、「言葉」を訳すのではなく、「意図」を訳すのだと言う事です。

人間は言葉を話す時、「意図を言葉に似せてしゃべる」という行為をしています。
そしてその意図は、文化、習慣、価値観、常識等の違いの影響を受けます。 よって人により違った言葉で表現するのです。
外国人同士であればその違いはより顕著になり、直訳したら本来のお互いの意図はどこかへ飛んで行ってしまいます。

よく日本人に「ね~これ英語でなんて言うの?」と聞かれますが、私の本心の答えは、「あなたの意図が解らないのでどう訳したらいいか解らん!」なのです。 「通訳」って相当すごい仕事です。
 「英語が出来る」と「英語通訳が出来る」は全く別の次元のモノなのです。

それはつまり「通訳」を目指す人間の「差」となって顕著に現れます。
現地には日本語を勉強して日本語が少し出来るからという理由で「通訳になりたい」という人間がゴロゴロいます。 私自身同じグループの各ホテルから、「現地人の日本語スタッフを雇いたいから面接をしてくれ」とよく頼まれました。 現地のマネジメントでは日本語力を図れない為です。
正直8割以上は「辞めた方がいい」というモノでした。 彼らは別に通訳ではないので、レベルはそれ程要求されるものではないですが、動機が「日本語出来るから」「日本語好きだから」の一辺倒で、実際ひどい日本語をしゃべる。

日本人が「外国語出来ます」とは、相当なレベルでないとあまり言いません。
その基準で外国人を見ると、「日本語出来ます」のレベルにだまされやすいでしょう。

まず「通訳」は言語を訳すのではなく、「意図を訳す」という事を知って下さい。
つまり「日本語力」イコール「通訳力」ではない事をご理解下さい。
同時に彼らの通訳になる「動機」を、「日本語を生かしたいから」だけで評価しないで下さい。
日本語が一定レベル出来る事は大前提ですが、他にもっと選択基準を用意しましょう。

なぜなら通訳の選択は、ロケーションの選択等に等しく、現地での活躍にはどうしても欠かせない「パートナー」となるのだから。

次回は「面接の注意点」について書きます


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